斎藤英喜著 とんでもなく面白い古事記 読了 21/100

佛教大学の教授が解説する古事記
古事記なんて全く今まで興味を示してこなかった訳ですが
本当にめちゃくちゃ面白かったです
地元の神社の神輿会の事務局でありながら
氏神様の成り立ちを知らなかったり
氏神様どころか日本の成り立ちすら知らない
今まで生きてて本当にすみませんでした
というか、この古事記に巡りあえたこと、今年年間100冊を読もうとしなければなかった訳で
本当によかったなあと
さて、内容ですが
もうね、神様達が本当にメチャクチャなんです

近親相姦や略奪愛、さらには二股どころか何人と付き合ってるんだよ
本当に欲望の赴くままに行動する男女
そういうある意味人間らしい
天真爛漫な神々の姿を見ると
本当にああ、日本という国に生まれて良かったなあと
しみじみ思う
クズを自認する私でも神は許してくれるでしょう(爆)
さて、感動したネタバレ内容は写真以降に(長いよ)
イザナギが黄泉の国を訪れた時に自分の体が汚れたと川の水で禊
「筑紫の日向の橘の小門の阿波木原」で禊祓え
ってめっちゃ神輿の時に宮司が読んでる祝詞のやーつ出てきて震える
ちなみに、左目を禊いだときにアマテラス
右目ツクヨミ、鼻スサノヲ(地元神社の神)が誕生

しめ縄の起源、アマテラスを岩戸に戻さないため
神の居場所を示す結界

で、僕らの神様スサノヲがはちゃめちゃすぎ
本当にむちゃくちゃ
神殿で泥酔のち脱糞とか
オオゲツヒメが食料をくれたのに惨殺
ただ、ヤマタノオロチを倒す、その時に草薙の剣ゲット
ちなみにスサノヲ島根県雲南市の須賀神社に日本初之宮、日本最初の神社で祀られる
いつか訪れよう

スサノヲの6代目にオオクニヌシ(出雲大社の神)
オオクニヌシは、めちゃプレイボーイ(だから縁結びの神???)
葦原の中つ国の王だったんだけど
高天原の神アマテラスの直系がお納めるべきとニニギに追われる
ニニギが今の地上を納めることに
その時、三種の神器(草薙の剣、八咫の勾玉、八咫の鏡)を地上に
天皇家の家宝

ちなみに、天皇家の即位の儀式
新たな肉体を得て再生した祖神ニニギに

ニニギはコノハナノヤクヤビメと結婚
姉のノワナガヒメも父で山の神オホヤマツモに勧められるが
ブスだったので姉を断る
姉は石の様に強くなる力をもっていたが、断ったために
天皇は人並みの寿命になった

黄泉の国は地上と黄泉つ平坂で繋がっているが、イザナギが岩で塞ぐ
島根県松江市に伝承地が今もあり、うっそうとした木立の中にしめ縄が

これ位がビビビときた内容
現代訳もでてるらしいから
古事記読んでいこうと思う

もうね、人生後半の趣味は神社仏閣ですね(笑)

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