伊坂幸太郎著火星に住むつもりかい?読了

大好きな伊坂幸太郎の作品
もう多分文庫化されているのはほぼほぼコンプリートしているくらい好き
その伊坂の最新作
三権分立の崩壊した世の中の話
執行権を持つ警察が平和警察なる全然平和じゃない冤罪を立件する拷問集団を組織
何が正義なんだろうというか
正義って本当に僕は危険だと思う
自分にとって正義でも相手にとっては正義じゃないからね
アンパンやワンピースなんかも自分の仲間を守るため正義を振りかざし暴力万歳じゃない
あんなもんが国民的漫画とかって終わってますよ
完全に西側諸国の思想
でも相手にも正義があるわけで
パレスチナの正義とイスラエルの正義がぶつかっている訳で
どっちもそれぞれ正しいと信じている
平和警察も治安維持という正義を信じて拷問をする訳ですが
たまったもんじゃありません
国民が守られるために憲法があって三権分立がある
それを改めて面白おかしく伊坂が書いたんだと思う
賢い人は現在の状況から未来を憂うんだ
ああ面白い


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